書籍のご案内


日本消しゴム版画協会おすすめの書籍「消しゴムでかんたん版画:手軽に楽しむレトロな風合いのカードづくり」はやわらかくて彫りやすい「消しゴム」を使って楽しむ「消しゴム版画」の作り方を紹介しています。版画と聞くと少し難しそうな印象がありますが、「消しゴム版画」は版画用の絵具ではなく、スタンプインクを使って刷るので準備や後片付けがとっても簡単。使う道具や材料は、文具店や100円ショップ、ホームセンターなど身近なお店で、手頃な価格で手に入るものばかりなので、気軽に楽しむことができます。版を重ねて、刷り上がったときの感動と高揚感は格別です。レトロな風合いのポストカードやおしゃれなアートに、あなたも「消しゴム版画」づくりを楽しみませんか?



版画に使用する消しゴムや、刷り台の使用する木材などの多くはダイソー、セリア、キャン・ドゥなどの100円ショップで揃うものばかりなので、手軽に始めることができます。デザインカッター、彫刻刀、トレーシングペーパー、木工用ボンドなども100円ショップや身近な文具店で手に入ります。


本書で紹介する消しゴム版画には、版画用絵具ではなく市販のスタンプインクを使用します。絵具を水に溶いたり、ローラーで塗ったりという作業がないので、準備や後片付けも楽ちん!すぐ乾くタイプのスタンプインクを使用すれば、たくさん刷る作業もはかどります。


本書では、ハガキサイズのカードづくりに適した消しゴム版画の楽しみ方を紹介。版を重ねてもずれにくく、何枚も刷りやすい「やまだ式」の画期的な新しい刷り台システムを紹介。「台紙に貼る版づくり」「刷り台づくり」「手製バレンづくり」もサイズ入りで紹介しています。


本書で作例として紹介する版画の作例は、シンプルで作りやすく、なおかつインパクトのあるデザインになっています。消しゴム版画の入門編として、作り方のコツを知りたい人、版画のデザインのコツをつかみたい人におすすめです。


本書掲載の作例は、動物や果物・野菜、植物といったものを中心に34作品を収録。作例として紹介した版画は、すべて版ごとの下絵がついています*ので、本書からトレースして、すぐに消しゴム版画づくりを楽しむことができます。*ベタ1色の下絵は掲載しておりませんのでご了承ください


掲載の作例は彫る難しさ、刷る難しさなど、総合的に見た難易度から「3つのレベル」を設定。あっという間に完成できる「難易度1」から、彫りが難しい細やかなデザインや、刷り位置の調整が難しいデザインなど、チャレンジしがいがある「難易度3」まで、それぞれの難易度をお楽しみください。


本誌掲載の作例は、スタンプインクの色あいが違っていても楽しめるようなシンプルなデザインを掲載しています。手持ちのスタンプインクや、お近くの文具店などで手に入るスタンプインクで、刷る人の個性を楽しむことができます。もちろん、本誌の作例を忠実に再現したい人にも、使用したスタンプインクを参考スタンプインクとして掲載しています。


著者プロフィール


YASUYUKI YAMADA: 消しゴム版画家、北海道十勝在住。日本の四季の彩りをテーマにした独自の消しゴムスタンプ・消しゴム版画の技法を考案。「やまだ流スタンプアート」「やまだ流消しゴム版画」として創作活動を続ける。2003年にマール社から出版した「四季の消しゴムスタンプ」をきっかに消しゴムはんこ関連書籍が爆発的に増え、消しゴムはんこブームのきっかけを作ったことから、近年では「消しゴムはんこの父」とも呼ばれている。著書に「消しゴムスタンプ 季節の便り」廣済堂出版、「はじめての消しゴムはんこ」山海堂ほか。NHK文化センター札幌教室、道新文化センター帯広教室、かちまいアカデミー等で講師を務める。国際イレイサースタンプ品評会特別審査員、JESCA日本イレイサースタンプ協会名誉講師。日本消しゴム版画協会名誉会長。


HIROYUKI YAMADA: 消しゴムはんこ研究家として新聞や雑誌メディアなどに多数登場。父・山田泰幸と共に「やまだ流スタンプアート」の技法を元に「色で楽しむ消しゴムはんこ」を提案。消しゴムはんこ専用消しゴム「はんけしくんカラコレ」シリーズ、スタンプパッドのカラーデザインなどの商品開発や、消しゴムはんこ専門イベント「浅草橋けしごむはんこヴィレッジ」や消しゴムはんこの郵便交換会「消しゴムはんこトレーディングクラブ」のプロデュースを手掛ける。著書に「消しゴムでかんたん版画」マール社。一般社団法人日本アートクラフト連盟代表理事、JESCA日本イレイサースタンプ協会理事。

やまだ流スタンプアート公式ウェブサイト




山田泰幸・やまだひろゆき 著
マール社 / A5サイズ・96ページ / 本体1,280円+税

全国書店およびインターネット販売サイトにて好評発売中!